アディーレ法律事務所の新人研修座談会
「不安があっても、大丈夫。」実務の第一歩を支える研修とは
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弁護士小林 大悟
2025年入所(77期)/研修担当
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弁護士劔 夏子
2026年入所(78期)
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弁護士下村 拓矢
2026年入所(78期)
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弁護士山岡 優太
2026年入所(78期)
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弁護士春田 慶
2021年入所(73期)/研修担当
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弁護士力久 翔太
2023年入所(76期)/弁護士採用担当(司会者)
「不安があっても、大丈夫。」実務の第一歩を支える研修とは
- 力久本日は、アディーレ法律事務所の新人研修について、実際に研修を受けた先生方と、研修を担当した先生方にお話を伺います。まずは、入所前に抱いていた研修のイメージから教えてください。
入所前の印象と、実際の研修

- 下村入所前は、「研修はかなり大変らしい」と聞いていて、自分にやっていけるのか不安でした。
でも実際に受けてみると、面談練習を本当に何度も見てもらえて、朝や夜の時間帯に関係なく熱心に対応していただきました。「ここまで丁寧に見てもらえるのか」と驚いたのを覚えています。
支店や本店の面談にも同席でき、現場の進め方を学べたことも大きかったです。振り返ると、研修期間は部活動のような時間でした。同じ目標に向かって、同期と励まし合いながら成長していく感覚がありました。
- 劔私は、研修は座学中心なのだろうと思っていました。ところが実際は、面談練習がとても多く、想像以上に実践的でした。
模擬面談の後には丁寧なフィードバックがあり、自主練習で録音した音声もAIで文字起こししてコメントをもらえました。支えてもらっている実感がとても強かったです。
繰り返し練習して、直して、また挑戦する。その積み重ねが続く研修期間は、私にとってマラソンのようでした。走り続けるうちに、気づけば終わっていて、自分の成長も実感できました。 - 山岡私は、「短期間で知識を一気に詰め込む研修なのかな」と思っていました。ですが実際には、知識を覚えるだけではなく、それを相談者の方にとって意味のある形に整理し、わかりやすく伝える力まで鍛えられる研修でした。
知識を学ぶ、実際に話す、先輩弁護士の面談に同席する――そうした多角的な学びを通じて、実務に必要な力を身につけられたと感じています。
なぜ、これほど多面的な研修なのか

- 力久アディーレの研修では、ペーパーテスト、座学、ロールプレイ、公開模擬面談、グループワークなど、さまざまな形式が取り入れられています。こうした設計には、どのような意図があるのでしょうか。
- 春田一人ひとりの課題を、できるだけ正確に見極めたいからです。
たとえば、テストの結果がよくなければ、まず知識面に課題があるのかを確認できます。そのうえで模擬面談を見れば、その知識を実際の相談の場で使えているかどうかが分かります。
うまくできない原因は、一つではありません。知識が足りないのか、話を聞く順番がよくないのか、緊張で言葉が出ないのか、不安から説明が長くなってしまうのか。そこを整理しないと、次に同じような場面が来たときに、自分で改善することが難しくなります。
だからこそ、アディーレの研修では「できた・できない」だけで終わらせず、「なぜつまずいたのか」まで丁寧に見ています。 - 小林研修全体としては、最終的に到達してほしい姿から逆算して、小さなステップを設定することを意識しています。
目標を細かく分けると、難しそうに見える課題でも「こう進めれば届く」という見通しを持ちやすくなります。受講する側も取り組みやすいですし、指導する側も、その時々で必要なフォローをしやすくなります。
成長は「一歩一歩、確実に」が基本です。もちろん、研修中は走り続けるような場面もありますが、それでも最後に達成感ややりがいにつながるようにしたいと思っています。
分野ごとに違う、求められる力
- 力久アディーレでは、債務整理や家事事件など、複数の分野を研修で扱います。分野によって、意識していることは違いますか。
- 春田債務整理は、倒産法を選択していない方にとっては、ほとんど初めて触れる分野だと思います。しかも、法律知識だけでなく、家計資料を読み解く力や、保険など周辺知識も必要になります。
また、債務整理では相談者の方と直接面談することが前提なので、対面で話を聞き、説明する力も欠かせません。さらに、入所後最初の研修なので、所内システムの使い方にも早く慣れてほしい。そうした意味で、債務整理研修には実務の基礎が凝縮されています。 - 小林一方で、家事事件では、法的な論点だけでなく、依頼者の気持ちに寄り添う力が非常に重要です。特に電話対応が中心なので、何を話すかだけでなく、声のトーンや話し方まで重視しています。
そのため、例文やロールプレイの題材を多く用意し、研修生同士でも練習しやすいようにしています。録音した音声をAIで文字起こしし、必要に応じて個別にフィードバックすることもあります。最初は硬かった話し方が、練習を重ねるうちに自然になっていく。そうした変化を見られるのは、とてもうれしいですね。
実際に受けてわかった、分野ごとの違い

- 力久受講生の立場から見て、分野ごとの違いはどんなところに感じましたか。
- 下村一番大きいのは、相談者の置かれている状況が違うことです。
債務整理では、今後の見通しを端的に、わかりやすく伝えることが特に重要だと感じました。一方で家事事件では、依頼者の気持ちを受け止めながら、丁寧に話を聞くことの比重が大きいと感じました。 - 劔前提知識も、実際に話す内容も、先生方の雰囲気も分野ごとに違いました。
ただ、共通して求められる力もありました。たとえば、面談全体の見通しを立てて、どんな順番で話を聞くかを考える力や、依頼者にわかりやすく説明する力です。
最初の債務整理では、自分の未熟さを痛感して悔しい思いもしました。でも、次の家事事件やその後の研修で「前よりできるようになっている」と感じられて、前向きに取り組めました。 - 山岡債務整理は制度が複雑なので、わかりやすく説明する力が必要です。家事事件は、法的な難しさそのものより、必要な事情を丁寧に聞き取る力が重要でした。
求められるポイントは違いますが、面談の土台となるスキルは共通しています。だからこそ、研修全体を通して、日々成長できたのだと思います。
受講生が語る「忘れられない研修」

- 力久印象に残っている場面を教えてください。
- 下村やはり、先生が面談練習に何度も付き合ってくださったことです。私は面談に苦手意識があったのですが、本当に繰り返し見ていただき、その都度、具体的に助言をもらえました。
しかも、時間帯に関係なく対応していただけて、「ここまで向き合ってもらえるのか」と感じました。 - 山岡私は、自主練習の録音までAIで文字起こししてコメントをもらえたことが印象的でした。模擬面談だけでなく、自分たちの練習まで質を高められる仕組みがあるのは、本当に手厚いと思いました。
- 劔債務整理研修が始まって2週間ほどの頃、2人1組の面談練習に春田先生が入ってくださったことが強く印象に残っています。
とても熱心にご指導いただき、納得できるまで練習に付き合ってくださいました。それだけ本気で向き合ってくださったからこそ、今でも強く印象に残っています。 - 春田厳しく感じられた部分もあったかもしれません。ただ、私は成長にはトライ・アンド・エラーが不可欠だと思っています。
最初から正解を細かく教えるのではなく、まずは「今の自分の形でやってみる」。そのうえで、うまくいかなかった点も含めて経験に変え、次につなげる。そういう方針で研修に向き合っていました。
実務に出る前に失敗を経験しておくことは、決してマイナスではありません。むしろ、実務で同じ失敗をしないための大切な準備だと思っています。
一番難しかったこと

- 力久研修で一番難しかったことは何でしたか。
- 下村面談の場で緊張しすぎず、落ち着いて話すことです。私は言葉に詰まったり、噛んでしまったりして、質問にうまく答えられないことがありました。そうした点が大きな壁でした。
でも、先生に何度も練習を見てもらい、話し方のコツを具体的に教えていただいたことで、少しずつ改善できました。 - 劔私は前職が家電販売だったので、人と話すことは得意だと思っていました。ところが、販売の仕事と、限られた時間で法的助言を行う弁護士の面談は、まったく別物でした。
その中で、「自分は話すのが好きというより、聞くのが好きなのかもしれない」と気づいたとき、「自分に面談ができるのだろうか」と不安になりました。 - 山岡私は、依頼するかどうかを迷っている相談者の方に、どう説明するかが難しかったです。
制度や見通しをわかりやすく伝えることは意識できていましたが、それだけでは足りませんでした。「この方は何に不安を感じているのか」「どんな言葉が必要なのか」という視点の大切さを、研修の中で学びました。 - 春田依頼者の方は、ただ法的な答えだけを求めているわけではありません。「話を聞いてほしい」「気持ちを受け止めてほしい」と思っている方も多いです。
だからこそ、説明する力だけでなく、相手の話を丁寧に聞く力も同じくらい大切です。その感覚を持てるようになることは、弁護士として大きな成長だと思います。
研修を通して得た成長

- 力久では、研修を通して、自分が成長したと感じるのはどんな点ですか。
- 下村一番は、話すことへの抵抗感が薄れたことです。最初は面談が怖かったのですが、練習とフィードバックを重ねるうちに、「面談は怖いものではない」と思えるようになりました。
今は、面談だけでなく、事件処理の中で依頼者の方とやり取りをするときにも、研修での経験が活きていると感じています。 - 劔私は、依頼者の目線で考えることができるようになったのが大きかったです。
もともと「この言い方で伝わるかな」と考える癖はありましたが、最初は基準が「自分ならどう思うか」に寄っていました。先生方から具体的な指摘を受ける中で、自分の感覚ではなく、依頼者にどう届くかを意識できるようになりました。 - 山岡やはり、面談スキルの基礎を固められたことです。法律相談には、弁護士業務に必要な要素が詰まっているとよく言われますが、研修を通じてその意味を実感しました。
面談の基礎をしっかり身につけられたことは、その後の実務にも大きくつながっています。 - 春田受講生の成長は、ロールプレイを繰り返す中でよく見えます。
たとえば、最初は緊張で「えー」「あー」が多かった人が、笑顔で自然に話せるようになる。少し突き放して聞こえていた言い方が、依頼者に寄り添う表現に変わる。長すぎた説明が、端的でわかりやすいものになる。
そうした変化を見るたびに、本当にうれしくなります。 - 小林知識面でも、回を重ねるごとに確実に伸びていくのが分かります。質問の質が上がり、少し意地悪な質問にも答えられるようになっていく。
模擬面談を見ていて、「もうこの段階で合格ラインに達している」と感じる場面があると、指導する側としても本当にうれしいですね。
アディーレの研修が向いている人

- 力久どんな人が、アディーレに向いていると思いますか。
- 春田素直に学べる人だと思います。フィードバックを受け止めて、改善につなげられる人は、この研修で大きく伸びます。
また、「確実に成長したい」と考えている方や、不安を感じやすい方にも合っていると思います。アディーレの研修は、その不安を一つひとつ解消しながら進められる環境だからです。 - 小林加えて、よい意味で組織のやり方にしっかりなじんでいける人ですね。
事務所の理念に共感できること、人に関心を持てること、考え方が柔軟であること。そうした姿勢で周囲から学びを取り入れられる人は、入所後も着実に成長していけると思います。
就職活動中の方へ

- 力久最後に、就職活動中の司法修習生や若手弁護士の方へメッセージをお願いします。
- 下村不安があっても大丈夫だと伝えたいです。私自身、入所前は「本当に弁護士としてやっていけるのだろうか」と不安でした。
でも、アディーレの研修で実務の土台をしっかり作っていただき、今では前向きに業務に取り組めています。不安な状態からでも、きちんと形にしていける研修だと思います。
- 劔いきなり実務に入る事務所も多い中で、アディーレでは研修期間中、しっかり時間をかけて見てもらえます。少しつまずいても、見捨てられることはありません。
また、研修を通じて多くの先生方と関わる中で、「こんなに素敵な先生がいるんだ」と感じる場面もたくさんありました。入所後、きっと事務所のことをもっと好きになれると思います。 - 山岡アディーレの研修は、単に手順を覚えるだけではなく、実務で応用できる力まで養える研修です。
実際に実務に出ると、研修で学んだことに何度も出会います。そのたびに、「研修の成果が活きている」と実感できます。先輩や同僚に相談しながら成長していける環境も整っています。 - 小林少しでも興味がある方や、まだ何を目指したいかがはっきりしていない方こそ、まずは説明会に来て、事務所の雰囲気を感じてみてほしいです。
アディーレには、適材適所で活躍できる環境があります。弁護士業務だけでなく、教育やマネジメントなどに関われる機会もあります。大規模事務所ならではのスケール感も魅力です。
「まず一歩踏み出してみよう」と思える方には、ぜひ来ていただきたいですね。 - 劔私自身は、最後は直感を信じて入所を決めました。実際に働いてみて、「この事務所を選んでよかった」と感じています。
何となくでも惹かれるものがあるなら、その感覚を大事にしてほしいです。
- 春田私が入所したときは、「給与をいただきながら学べるのか」「忙しい先輩が、ここまで丁寧に教えてくれるのか」と驚いたのを覚えています。
弁護士としての第一歩を、できるだけ確実に踏み出したい方には、とてもよい環境だと思います。 - 力久本日はありがとうございました。