自分の理想とする働き方と
マッチしていると感じています

弁護士
塩野 大輔Daisuke Shiono
債務整理ドメイン
※掲載されている情報は2021年時点のものです

アディーレに移籍した理由

前の事務所では、弁護士や事務員の方々が親切で、人間関係は良好でした。そのため、皆さまにはとても感謝しています。ですが、自分の健康面や労働環境面を考慮したとき、アディーレのほうが労働環境、指導体制などが充実しており、また自分の理想とする働き方とアディーレの業務体制とのミスマッチがないと確信したことから、入所を決めました。

前の事務所では、主に家事事件と交通事故事件等を扱っていました。案件の割振りについて、ボス弁やほかの先輩弁護士が受任した案件を共同で受け持つという形で、担当弁護士から面談の記録を渡され、「この書面を作成してほしい」、「依頼者のAさんに連絡してほしい」などと指示を受けながら進めていました。面接時に、新人はOJTで研修をしてから案件を担当すると聞いていたので安心していました。しかし、実際は、OJTのマンパワーが不足しており、入所後約2週間で、いきなり依頼者との法律相談を任されることもあり、戸惑いました。

また、書面については、先輩弁護士から事前に添削をしていただいたものの、OJTを受ける時間がかなり短く、事前に説明されていた指導と異なっていました。

基本的に10時から19時(休憩1時間)のコアタイム内の勤務と言われていましたが、実際は夜の10時や11時くらいに帰宅することがほとんどでした。OJTの不足により、調べものに時間を費やしてしまう。その結果として、長時間労働につながるという悪循環であったように思います。

しだいに、労働環境や指導体制などに不安を感じ、退所しました。その後、労働環境や指導体制などが充実しているアディーレに魅力を感じ、入所を決めました。

前の事務所とアディーレの違い

前の事務所では、業務内容について幅広く案件を扱いますが、個人受任の基準が曖昧で、どの案件であれば個人受任していいのかわかりませんでした。研修については先ほども述べたように、OJTが不足しており、先輩弁護士からいきなり、「相手方とのやり取りは、すべて任せたよ」と言われるなど、戸惑いを覚えることが多かったですね。参考になりそうな書籍やほかの弁護士のファイルなどを示してもらえることはあっても、すべて一から調べないといけなかったため、非常に効率が悪いと感じていました。その効率の悪さからか、長時間労働となり夜遅くに帰宅する日々でした。個々の人間関係は良好でしたが、組織的なまとまりはあまり感じられませんでした。

一方アディーレでは、基幹業務以外にも、個人受任が可能です。通常業務に影響のない範囲であれば、基本的に案件を受任できます。幅広い知見を深めることにもつながるだけでなく、個人の実績として評価されます。研修では、約3ヵ月の研修を終えたあと、それぞれ基幹業務のドメインに配属されるため、自信を持って業務に取り組めるようになります。特に、研修担当の先生や同期の方々の面倒見がよく、組織的に新人を育成しようという体制になっている点に感動しました。労働時間については、基本的にコアタイムは研修中だけであり、ドメイン配属後は、業務に支障のない限り、自分で自由に労働時間を決めることができ、プライベートとの両立やリフレッシュができています。分業制のため、優秀な事務員の皆さんが諸所で動いてくださるため、自分の業務に集中できており、いつも感謝しています。また、面倒見のいい先輩弁護士や同期の存在も支えになっていますね。

前の事務所とアディーレを比べると、アディーレのほうが自分の理想とする働き方とマッチしていると感じています。

アディーレの新人研修について

研修では、まずアディーレの基幹業務である5つのドメインについて、順番に学んでいきます。

大まかなスケジュールとして、債務整理 → 家事事件 → 交通事故事件 → 労働事件 → B型肝炎訴訟と続きます。各ドメインについて、レジュメや録音教材などを使いながらインプットを行い、その内容を理解しているか小テスト(記述式)を実施。自分の理解力を把握できるだけでなく、より専門的な知識が身につきます。ある程度のインプットが済んだら、次はアウトプットです。模擬面談を通じてロールプレイングを繰り返しながら、実際の面談の流れをつかんでいきます。

模擬面談は、債務整理のみ対面で行います。そのほかのドメインは、基本的に電話面談を想定して行います。各ドメイン長の先生方や指導担当の先生が依頼者役となり、新人弁護士は、相談を担当する弁護士として面談を主導します。依頼者役の先生方は、その事件ごとにいくつか細かい設定をしてくださるので、「こういう依頼者もいるんだな」、「こういう言い方をしたら、理解してもらえるかもしれない」など、試行錯誤しながら面談の感覚をつかむのに役立ちました。模擬面談といってもただ面談練習をこなすのではなく、実践を想定した設定で面談を進めていくので、よく工夫されているなと感じました。2~3回の模擬面談を経て、無事に合格点を取ることができれば、そのドメインの面談については問題ないよという「決裁権限」を付与していただけます。もちろん、配属後に面談を進めるなかでわからないことが出てくると思いますが、その際はドメイン長や先輩弁護士にアドバイスを求めると、皆さん快く答えてくださいます。配属後も手厚いフォローがあるので、協力体制もしっかりしているのだなと感心しました。

メッセージ

修習生にメッセージ

アディーレでは、約3ヵ月の充実した研修制度があり、自信を持って仕事に取り組んでいけるようになるため、ご安心ください。

現在(2021年9月時点)、私は、債務整理ドメインに所属しております。研修に引き続き、先輩弁護士や同期の方々が手厚く支援してくださるため、安心して業務に取り組めています。

皆さんと一緒にアディーレで仕事ができる日を楽しみにしております。