性別による垣根は一切ない
職場です

事務員
河原 晃子Akiko Kawahara
法務事業本部 B型肝炎管轄
B型肝炎訴訟課  課長
※掲載されている情報は2021年時点のものです

イメージとは違う活気のある職場

事務所の雰囲気がよさそうだったこと、そして入所年数や経験に関係なく自分の頑張り次第で評価されることに魅力を感じたからです。
アディーレに入所する前は、新卒採用を支援するための法人営業を行っていましたが、体力的に長く続けるのは難しく、結婚を機に事務職での転職を考え始めました。そこで見つけたのがアディーレの採用ページ。未経験OKということだったので、思い切って応募しました。
法律事務所というと、どこか固いイメージがあり、「静かな環境で業務をしているのかな」、「自分に合うのかな」と最初は不安もありました。しかしいざ入所してみると、私のイメージとは違う活気のある職場でした。周りの方々も話しやすい人ばかりで、とても安心したのを覚えています。
そういった周りのメンバー、上司や同僚に恵まれたおかげで、これまで続けてこられたんだと思いますね。振り返ってみると、2009年に入所して以来、あっという間に勤続12年。
お客様対応チームのリーダーをはじめ、過払い金請求や入金管理、法的整理などの課長を任せていただきましたが、周囲の支えがあってのことだと感じています。
またアディーレでは、仕事は仕事、プライベートはプライベートと、しっかり切り分けて自分の時間を使える点も魅力。以前の職場では、休日でも仕事の相談に乗ったり、緊急のお客さま対応を行ったり、さらに翌日の準備にも時間を割くなど、頭の片隅ではいつも仕事のことを考えていましたから。それに比べると、アディーレの環境は非常にありがたいですね。

依頼者の方にもっと満足いただけるように日々改善を

現在は、B型肝炎訴訟課の課長職を任せていただいております。
B型肝炎訴訟課では、幼少期に受けた集団予防接種が原因で、B型肝炎ウイルスに感染した方を対象に、国へ訴訟を起こし給付金を請求するという手続を行っています。
被害にあわれた方は最大で40万人以上とも言われていますが、ご自身が感染していることをご存じない方もまだまだ多いのが現状です。というのも、B型肝炎ウイルスに感染しているかどうかの検査は、通常の健康診断では行われず、手術や妊娠・出産、献血といったきっかけでしか知ることがないからです。お恥ずかしい話、私もこの課に異動するまでは興味を持ったことも調べようと思ったこともありませんでした。
また感染していることを知っていても、国に対して給付金を請求している方は2割程度とされます。
そういった方々を対象に、まずはこの制度を認知していただくこと、そして受給対象の方には給付金を受け取っていただき、今後の予防や治療に活かしていただくこと、そのお手伝いをさせていただくのが私たちの仕事であり、やりがいのある業務だと思っています。

そしてその業務も、依頼者の方にもっと満足いただけるように日々改善を続けています。
たとえば、依頼者の方が国と和解して給付金を受け取るためには要件があります。しかし、資料が古く残っていない場合や、高齢であったり、体調が悪かったりと、ご自身では資料を集めることが難しい場合も多いです。そういったニーズに応えるべく、依頼者の方に代わって資料収集するサービスを開始しています。
またどうしても資料が足りず、先生方が提訴するのは難しいと思われる案件も、どうにかほかの資料で補填できないか、どうやったら和解できるかなど、最後まで諦めることなく、可能性を探るように努めています。そのほかにも、広報部と連携してさまざまな施策を提案・実施していますし、それらの取組みに結果がついてくると、仕事としての面白みを感じることも多いです。
そういった日々の積み重ねがあるからこそ、自信をもって「ぜひアディーレのB型肝炎訴訟チームに依頼してほしい!」と言えることが誇りですし、これからもそう言い続けられるように努力していきたいと思います。

弁護士との共同も必要不可欠

入所当時は、一般事務員という立場から、弁護士の先生方は協働というより判断や指示を仰ぐ存在でした。いかに弁護士に手間をかけさせてしまうことなく、事務員のほうで完結させるかを考えていました。
しかし、課長という管理職の立場になってからは、業務の進捗管理やリスク管理、また事務所が求めている収益をあげるうえで、先生方にも同じ観点で業務に臨んでいただき、協力してもらうことが大切だと感じるようになりましたね。
というのも、依頼者の方に満足してもらい、きちんと売上につなげるためには、基準や目標を立て、改善していくことが必要になってきます。たとえば、事務手続にかかる期間はどれくらいが妥当で、現状どれくらいかかっているのか、などですね。そしてそれは、私たち事務員の努力はもちろん、先生方の理解や協力も欠かせません。弁護士・事務員全員で、目標に向けた共通認識を持つことが重要だと考えています。
また業務のこと以外でも、密にコミュニケーションを取ることを意識しています。誰かが家庭の事情で困っているときや体調不良のときなど、それぞれの状況や立場をお互いに理解していれば、思いやりを持って接することができますからね。ですので、日頃から数字や状況、人事面などさまざまな情報を共有するようにしています。
とは言っても、何も難しいことはありません。もともとB型肝炎訴訟課の先生方は、優しい方ばかり。事務員側がわかりやすいように、対応しやすいように、と常に気を配ってくださるし、フローやシステムの見直しにも積極的に参加していただけます。とても恵まれているなと思いますね。

性別関係なく適性に応じた役割を担うことができる

B型肝炎訴訟課は、弁護士8名中3名が女性、またドメイン長、事務局課長も女性といった構成をしています。私が所属している部全体で見ても、半数は女性課長で占めていますし、性別による垣根は一切ありません。
もちろん男性には男性ならではのよさがあります。ただ、お客さまの話にじっくり耳を傾けたり、相談に乗ったり、といった業務が多く、また想像力を働かせていろいろなことに配慮する能力も期待されるので、女性のほうが多いのかもしれませんね。どちらにせよ、男性だから、女性だからとかではなく、適正に応じた役割をそれぞれが担っているという印象です。
それから、女性が長く働き続けやすい環境であることもポイントだと思います。
産休・育休後に復帰して活躍している先生や事務員もたくさんいますし、どこの部署でも復帰時は「楽しみに待ってたよ!またよろしくね!」と歓迎ムード全開で迎えています。残念ながらコロナ禍以降は機会が減ってしまいましたが、もともとは課での飲み会や忘年会、女子会など仕事以外の交流も多いです。ドメイン長の大西先生とは、よく一緒にランチに行って楽しく盛り上がっていますしね。

メッセージ

応募者のみなさんへ

アディーレは大規模な事務所ということもあり、さまざまなキャラクターの弁護士・事務員が活躍しています。きっと、どんな方でも馴染みやすいのではないでしょうか。私も一緒に働く仲間が増えたらとても嬉しいですし、ぜひご応募お待ちしています。